特定建設業の財産的基礎とは

兵庫県建設業専門行政書士、畠田孝子です。

先日、某地域でちょっと話題の古民家を改築したカフェに行ってみよう!と駐車場までは行ったのですが・・・。駐車場からそのカフェまでの道、風景がこんな感じ。
2015-06-10 11.16.40 HDR

私は、田舎育ちなのにこういう道が苦手なのです。

小さいときに何回もへびに遭遇したからかもしれません。
せっかく遠回りしてここまで来たのだからとは思ったのですが、結局目的のお店に入るのをあきらめ、いつものお店でランチして午後からの客先に向かったのでした。

 

さて、昨年、特定建設業の更新で今までになく大変な案件に遭遇しました。

財産要件を満たさない!

でも、更新できました。条件付きですけどね。

 

一般建設業許可の財産的基礎の確認は、新規許可申請時のみですが、特定建設業許可の場合は、5年に一度の更新時に財産的基礎が満たされている必要があるため、更新直前の決算の時は、普段の決算の時以上に「要件を満たしているか」には気をつけなければなりません。

 

特定建設業許可は下請け業者の保護や、高次のより適正な施工の確保のために設けられている制度で、一般建設業許可業者に比べて大型の建設工事の支払いに耐えられるよう、自己資本の充実がもとめられています。

そのため、下記要件をすべて満たすことが必要です。

①資本金の額が、2,000万円以上あること

②自己資本額が4,000万円以上あること

③欠損金額が資本金の額の20%以内であること

④流動比率が75%以上であること

 

③、欠損の額とは、法人の場合

マイナスの繰越利益剰余金+資本剰余金+利益準備金+その他利益剰余金(繰越利益剰余金を除く)の金額となります。これが資本金の20%以内であること。

繰越利益剰余金がプラスの場合は要件を満たしていますので問題ありません。

④、流動比率とは流動資産/流動負債×100

 

それでは、実際の数字で見てみましょう。

2015-06-13 11.48.46

① 資本金の額は 38,000千円・・・ 

② 自己資本額=純資産合計 なので、12,428千円・・・ ×

③ 欠損金額は -25,571千円

資本金38,000千円の20%は7,600千円

-25,571千円ははるかに20%以上ですので、要件を満たしていません ×

④ 7,421/510×100=1,455%・・・○ 

よって、上記財務状況では特定建設業許可の財産要件を満たしていません。

 

満たすためには、

②の自己資本額を40,000千円以上にすること → 増資

そうすると繰越利益剰余金も+になるので特定建設業の財産要件を満たすことになります。

あくまでも数字だけですが。

 

更新時期の直前決算で特定建設業の要件を満たさないことがわかったら早めにご相談ください。

あと○日早かったら○○ができたのにということもありますよ。

お問い合わせフォームまたは 0800-123-8919(通話料無料)まで遠慮なくご連絡ください。

 

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